ギター・ヒーローを超えたギター・ゴッド、ジョン・メイヤー

1977年、アメリカ合衆国に生を受けたジョン・クレイトン・メイヤー。

Rolling Stone誌 2017年2月号では元レッチリのジョン・フルシアンテ、スライド・ギターの天才デレク・トラックスとともにRolling Stone誌において“The New Guitar Gods”またギター・マガジンで「現代の3大ギタリスト」と称されるなどブルース、ポップ、ロックにおける最高峰のギタリストとして世界から認められるギタリストだ。

彼は過去に名を知らしめてきた伝説のギタリスト達からの影響を色濃く受けている上に、しっかりと唯一無二な独自のプレイ・スタイルを確立している。
今回はそんな現代のギター・ゴッド、ジョン・メイヤーのプレイ・スタイルに触れたいと思う。

ジミ・ヘンドリックスの影響を受けたリズム・ギター

ジョン・メイヤーのギタープレイを語る上でまずはじめに触れておかなければならないのが、親指での押弦(シェイクハンド)である。
これはジョン・メイヤーの原点とも言える、ジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンからの影響から作り上げたスタイルだ。

親指でギターの5、6弦を抑えるのは中々難しいだろうが、そこは練習あるのみ。
指先ではなく第一関節の内側で抑えるのがコツだ。

親指での押弦による多大なメリット

では、なぜジョン・メイヤーはこのプレイ・スタイルを選択したのだろうか。
親指を運指に取り入れることによる大きなメリットは大きく分けて3つある。

[talk words=” name=” align=” avatarimg=” avatarsize=” avatarshape=” avatarbdwidth=” avatarbdcolor=” avataricon=” color=” bgcolor=” bdcolor=” bdstyle=” class=” style=”]

[label title=’メリット1’ color=6457A6” icon=” text=’バレーコード(セーハ)を簡略化できる‘ class=”]

ギターを始めた人間にとっての最初の鬼門 “Fコード”。
Fコードが鬼門と呼ばれる所以でもあるセーハを簡略化できる。そのメリットは大きい。

[label title=’メリット2’ color=6457A6” icon=” text=’自分の求める音を鳴らしやすくなる‘ class=”]

親指を取り入れることによって押弦は難しくなるが、様々な工夫の余地が生まれる。
そこから色々なコードを編み出す無限の可能性が得られるのだ。

[label title=’メリット3’ color=6457A6” icon=” text=’小指が自由になる‘ class=”]

これがもっとも大きいメリットといっても過言ではないだろう。
なにかもう一音コードに加えたい時、すこし響きを変えることでエモーショナルな効果を求める時、ふとフレットに目を向ければ自由になった小指があなたを見ているはずだ。

それでは最後に、親指による押弦の基礎を練習してみよう。

#1 はバレーコード(セーハ)を用いた形である。このコードを親指を使った形に変えてみよう。
#2で示したのは、親指を使って押弦するポイントだ。
さらにいえば、親指の指先で5弦をミュートする形がベターだが、もしできなくても心配はいらない。ただその形を体に覚えさせることが重要だ。
#3,#4 はその他の指のポジションだ。このポジショニングをしっかりと覚えておこう。
#5 はそれらを合わせた形であり、#6 はそれを少し握り込んだ形だ。すこしバレーコードの要素を取り入れ、音色が力強い響きになる。
#7,#8はマイナーバージョンだ。もちろんこちらも重要。人差し指でのセーハを取り入れた練習に取り組んでみよう。

もしこの押弦がとても難しい場合、別のギターで試してみよう。ナットやネックの違いはとても大きい。

via PREMIERGuitar

Chita
DEEP DIVER編集部の中では珍しい真面目なライター。海外での活動経験を生かして洋楽系の記事を寄稿している。音楽はトロピカルハウスやアシッドジャズなどを好み、海外のカルチャーへの愛と造詣が深い。最近ハマっているのはバチェラー・ジャパンとゲーム・オブ・スローンズ。