ハイビジョン、HD、4K、5Kなど時代の進歩とともにミュージックビデオも年々美しくなり、撮影技術や編集技術もここ数年で格段に進歩しました。それにより映像の色彩表現のレベルは遥かに高められ、繊細で色鮮やかな映像を誰でも享受できるようになりました。

例えばADM(アコースティック・ダンス・ミュージック)の第一人者、”Kygo”の「Raging ft. Kodaline」や

今年結成20周年の”RIZE” の「TKC」など

鮮やかな色を巧みに使った素晴らしいミュージックビデオが毎日生み出されていると言っても過言ではありません。

そんな時代だからこそ見て欲しい白黒映像。己を表現することに色など必要としない、確固たるアイデンティティーを持つアーティストにのみ許される至上の映像作品をご紹介します。

Jack White / Lazaretto

どうしようもなくかっこいい。とにかくかっこいい。アーティストのプロモーションの為に制作される”プロモーションビデオ”とは、何から何まで全く別次元の美しさです。初めての方は鼻血を垂らして気絶する覚悟で御覧ください。

Coldplay / Magic

コールドプレイのミュージックビデオはどれもこれも趣向を凝らした、おしゃれでどこか温かみのある素敵なものばかりですが、これは特にいい。昔の映画ってなぜか心にすっと入ってくる熱のようなものを感じるのですが、このミュージックビデオにも同じものを感じます。

MIYAVI / Real?

己の体とギターだけで世界に挑戦し続けるサムライギタリスト”MIYAVI”のミュージックビデオは”Simple” is “best”.を形にしたような漢の格好良さがあります。本当にその場でセッションしているかのようなヒリヒリした生の感覚がたまりません。

Jet / Are You Gonna Be My Girl

ガレージロックのミュージックビデオのお手本です。モノクロだからこそできる、ガラス板を利用した真下からのアングルが素敵です。

Arctic Monkeys / R U Mine?

フロントマンのアレックス・ターナーと、ドラマーのマット・ヘルダースがドライブしているだけのシーンがほとんどのMV。でもなぜかひたすらクール。あえてホームビデオ風の画質なのもグッときます。

The Kooks / Bad Habit

やっぱり尖ったバンドはミュージックビデオも尖っていて最高です。キレッキレのサウンドと映像が合間って、見ているだけで興奮してしまいます。

The Neighbourhood / Sweater Weather

こんな人生を送ってみたいなー…と思わされてしまうミュージックビデオです。逆にモノクロの方が想像力を駆り立てられて胸が高鳴るような気がします。

Kasabian / Days Are Forgotten

楽器もマイクも実際には持たず、白い線だけで描ききる最高にクールなミュージックビデオです。しかしこれを編集した人は一体どれだけの苦労を…。

色を使わないことで想像力を掻き立てる

いかかでしたでしょうか?モノクロミュージックビデオの世界。

最近のフルカラーの映像はとても美しいですが、それ以上想像の余地がありません。その点、白黒映像は色をつけておかない事により、見る人間の想像力次第で際限なく美しくなります。

どれだけ映像技術が進歩しても白黒映像が作られ続けるのは、どんな映像も人間の想像力に勝ることはできないからではないでしょうか。

NEAR
特集記事とニュース記事を得意とする謎多きライター。趣味はアコギの弾き語りで最近のブームは一周回ってNIRVANA。彫金を嗜み、和菓子づくりの腕はプロ並み。最近突如として発症した犬アレルギーと格闘中。