今年5月にリリースされ、世界規模のムーヴメントを巻き起こした楽曲「This is America」に盗作疑惑が浮上。一連の騒動を見てみよう。

二つの楽曲は本当に似ているのか?

この騒動はツイッターに端を発した。
一人のツイッターユーザー、”Ahmed/Toronto Akademiks/every white blogger”が、チャイルディッシュ・ガンビーノの大ヒット楽曲「This is America」が、ニューヨーク出身のラッパー、ジェイス・ハーレーによって2016年にリリースされた楽曲「American pharaoh」の盗作ではないか、と指摘したのだ。

そしてその意見はツイッター上で拡散され、中には両曲の比較やマッシュアップの動画を製作するユーザーまで現れた。まずは比較動画をご覧いただこう。

また、両楽曲ともアメリカの銃社会に警鐘を鳴らすというメッセージ性も似通っている、との意見もある。
この騒動に対して、「This is America」のプロデューサー、ファム・ロスステイン氏は猛反論

“インターネット上での発言に信憑性はない。このAhmed/Toronto Akademiks/every white bloggerってやつが、偉そうにモノを言って、ユーザーがそれを神託のように受け取る。ヘドが出るね
この曲は3年前から製作していたものだ。証拠の作曲ファイルだってある。お前もお前の母親もクソくらえだ。”

ロスステイン氏は後にこのツイートを削除。しかし、ツイートの削除自体が罪を認めたことになるのでは、との意見が出るなど、騒ぎは続いた。

騒ぎに終止符を打つ“大人の対応”

6月25日、騒ぎの渦中にいるラッパー、ジェイス・ハーレー氏がインスタグラムにメッセージをポスト。
それが“大人の対応”だと話題だ。

https://www.instagram.com/p/Bkc_rJJg27q/?utm_source=ig_embed

“僕の楽曲があの今を揺るがす素晴らしい作品のインスピレーションとなったかもしれない。そんな噂にはただ光栄に感じるばかりだ。みんなの愛と応援に感謝している。でも、この騒動のせいで僕やチャイルディッシュ・ガンビーノからのメッセージが薄まってしまうことは避けねばならない。
僕たちには伝えたいメッセージがあり、それはこんな議論よりももっともっと重要視すべきことなんだ。どうか焦点を見失わないように。”

via:Esquire

Chita
DEEP DIVER編集部の中では珍しい真面目なライター。海外での活動経験を生かして洋楽系の記事を寄稿している。音楽はトロピカルハウスやアシッドジャズなどを好み、海外のカルチャーへの愛と造詣が深い。最近ハマっているのはバチェラー・ジャパンとゲーム・オブ・スローンズ。